最新 地学事典 「鉄マグネシウム交換平衡」の解説
てつマグネシウムこうかんへいこう
鉄マグネシウム交換平衡
iron-magnesium exchange equilibrium
異なった相の間で起こる元素交換反応の一種。かんらん石と直方輝石間の鉄とマグネシウムの交換反応:
が地質温度計として使えるのではないかという可能性をH.Rambergら(1951)が指摘して以来,共存する2相間の鉄とマグネシウムの交換平衡について,多くの研究がなされた。ところが,かんらん石-直方輝石間の鉄-マグネシウム交換反応は温度の変化に対してあまり鋭敏でないので,地質温度計として使えない。かんらん石-単斜輝石,かんらん石-ざくろ石,単斜輝石-ざくろ石間の鉄-マグネシウム交換平衡が地質温度計として使えることがわかっている。参考文献:H.Ramberg et al.(1951) J. Geol.,Vol.59
執筆者:川嵜 智佑
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

