鉄斑糲岩(読み)てつはんれいがん(その他表記)ferrogabbro

最新 地学事典 「鉄斑糲岩」の解説

てつはんれいがん
鉄斑糲岩

ferrogabbro

構成鉱物のかんらん石輝石中のMgに対するFeの比率が特に高い斑れい岩。分化が進むと珪酸が減少する。鉄かんらん石・鉄質オージャイト・ピジョン輝石・磁鉄鉱などからなる。カンバーランダイトも鉄斑れい岩の一種。グリーンランドのSkaergaard岩体では最上部にFeが濃集し,かんらん石はFo4Fa96に達する。日本では室戸岬斑れい岩体の一部に鉄斑れい岩に近いものがある(Fo50Fa50)。これに対応する鉄質玄武岩が三島の富士溶岩,大島の玄武岩中に分化脈として産する。低酸素圧下での苦鉄質マグマの分化作用による。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 矢島

岩石学辞典 「鉄斑糲岩」の解説

鉄斑糲岩

鉄に富む斑糲(はんれい)岩で橄欖(かんらん)石と輝石は多量の2価の鉄を含んでいる.スカエルガード貫入岩体はウェジャーとブラウンによってフェロ閃緑岩から鉄斑糲岩に訂正された[Wager & Deer : 1939, Wager & Brown : 1967].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

冬に 4日間暖かい日が続くと 3日間寒い日が続き,また暖かい日が訪れるというように,7日の周期で寒暖が繰り返されることをいう。朝鮮半島や中国北東部の冬に典型的な気象現象で,日本でもみられる。冬のシベリ...

三寒四温の用語解説を読む