鉄緑閃石(読み)てつりょくせんせき

最新 地学事典 「鉄緑閃石」の解説

てつりょくせんせき
鉄緑閃石

ferro-actinolite

透閃石-緑閃石系列の鉄に富む角閃石。鉄アクチノ閃石,フェロアクチノ閃石鉄陽起石とも。端成分の化学式□カルシウム角閃石の一般化学式においてAサイトの(Na+K+2Ca)<0.5,Cサイトの(Al+Fe3++2Ti)<0.5,0≦Mg/(Mg+Fe2+)<0.5の組成をもつものと定義。Mg/(Mg+Fe2+)<0.4のものの天然での産出は比較的まれ。単斜晶系,空間群C2/m格子定数a0.9884~0.9993nm, b1.8145~1.8296, c0.5294~0.5309, β104.51~104.81°,単位格子中2分子含む。濃緑~黒色。長柱状~針状,繊維状結晶の集合体。劈開{110}に完全。硬度5~6。比重3.2~3.5。薄片中緑~濃緑色。多色性X黄緑,Y緑,Z濃緑青。屈折率α1.642~1.656, β1.661~1.678, γ1.670~1.687,2V(−)64.1~71.0°(格子定数と屈折率:J.R.Verkouteren et al., 2000)。主として変成された縞状鉄鉱層中に産し,石英方解石グリュネル閃石共生

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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