日本大百科全書(ニッポニカ) 「鉄鉱石輸出国連合」の意味・わかりやすい解説 鉄鉱石輸出国連合てっこうせきゆしゅつこくれんごうAssociation of Iron Ore Exporting Countries 略称AIOEC。鉄鉱石輸出国間の情報・意見の交換によって、適切な価格の維持、鉄鉱石産業の発展、生産国における工業化の推進などを図ることを目的として、1975年に設立された。加盟国はオーストラリア、アルジェリア、チリ、インドなど10か国であり、本部はジュネーブにある。設立に際してのオーストラリア、スウェーデンなど先進国側からの主張によって、同連合は、生産、価格、輸出を規制するカルテルとしての性格のきわめて薄いものとなっている。[入江成雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例