銀砂子(読み)ギンスナゴ

デジタル大辞泉 「銀砂子」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐すなご【銀砂子】

銀箔ぎんぱくを粉にしたもの。絵画蒔絵まきえふすま地などに用いる。銀粉銀砂ぎんしゃ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銀砂子」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐すなご【銀砂子】

  1. 〘 名詞 〙 銀箔(ぎんぱく)を細かい粉にしたもの。蒔絵(まきえ)、襖(ふすま)、絵画などにおしたり、散らして用いる。銀粉。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「ところどころ光雲の銀砂子も一粒一粒見えるほど澄みわたり」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android