銭店(読み)ゼニミセ

精選版 日本国語大辞典 「銭店」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐みせ【銭店・銭見世】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ぜにや(銭屋)
    1. [初出の実例]「今橋の片陰に銭(ゼニ)見せ出しけるに、田舎人立寄にひまなく」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)一)
  3. ( 銭で遊興費を支払うところから ) 江戸各所にあった下等な女郎屋
    1. [初出の実例]「銭見せへ坊主下地をやって置」(出典:雑俳・寄太鼓(1701))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の銭店の言及

【銭荘】より

…中国の旧式金融業。旧式金融業は銭荘のほか,銭店・銭舗,銀号,票荘・票号などいろいろの名称でよばれるが,そのちがいは主として業務内容とか,地域的な呼びかたのちがいに求められる。銭店・銭舗は歴史もふるく,比較的小型で両替業務を主とする。…

※「銭店」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android