錦祥女髷(読み)キンショウジョワゲ

精選版 日本国語大辞典 「錦祥女髷」の意味・読み・例文・類語

きんしょうじょ‐わげキンシャウヂョ‥【錦祥女髷】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎で用いる鬘(かつら)の一つ。浄瑠璃国性爺合戦」中の人物錦祥女など、中国の若い女性に扮(ふん)する時に用いる。また、それに似た女性の髪型江戸時代宝暦一七五一‐六四)頃遊里仲居などが結い、天保一八三〇‐四四)頃、大坂市中の女性の間に流行した。錦祥女。
    1. 錦祥女髷〈歌舞妓事始〉
      錦祥女髷〈歌舞妓事始〉
    2. [初出の実例]「仲居のきょとふげなきんしゃうじょ髷(ワゲ)びろう団に、うそ高き下駄かしましく」(出典洒落本・秘事真告(1757頃)島の内の相)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む