鍾祥(読み)しょうしょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鍾祥」の意味・わかりやすい解説

鍾祥
しょうしょう / チョンシヤン

中国中部、湖北(こほく)省中部の県級市。漢水(かんすい)中流部に沿う。荊門(けいもん)地級市に属する。人口106万(2014)。南北朝時代に長寿県が置かれ、明(みん)代に鍾祥県と改称し、1992年に市制が施行された。米、小麦綿花ゴマ、豆類、木材などを産し、燐(りん)鉱資源を豊富に埋蔵する。市西部に焦柳線(焦作(しょうさく)―柳州(りゅうしゅう))が通る。市街の外れには明の顕陵(けんりょう)(世宗の父の墓)があり、2000年ユネスコ(国連教育科学文化機関)により「明・清(しん)王朝の皇帝陵墓群」の構成資産として、世界遺産の文化遺産に登録された(世界文化遺産)。そのほか、文風塔、元祐宮(げんゆうきゅう)などの史跡や、新石器時代の遺跡もある。

[河野通博・編集部 2017年8月21日]

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