かゆみを止める薬。各種の皮膚感染症や炎症性皮膚疾患などに伴うかゆみを止めるのに用いられる。炎症の一つの原因としてヒスタミンおよびヒスタミン様物質が考えられている。したがって抗ヒスタミン剤の外用剤(ジフェンヒドラミン1%軟膏(なんこう)、塩酸イソチベンジル0.75%ゼリーなど)や、抗炎症作用の強い酢酸ヒドロコルチゾンやデキサメタゾンなどの副腎(ふくじん)皮質ホルモンの軟膏やクリームが、その原因である炎症を止めることからよく用いられる。しかし、副腎皮質ホルモンの外用剤は、皮膚感染症にはかえって病原菌の増殖を促進することから禁忌である。フェノール・亜鉛華・リニメントは、フェノールの消毒力と弱い局所麻酔作用により、かゆみ止めにも応用される。抗ヒスタミン作用も局所麻酔作用もなく、かゆみのみを止めるものにクロタミトン軟膏(「オイラックス」)があり、10%の濃度で使用される。
[幸保文治]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新