鎮痒剤(読み)ちんようざい

日本大百科全書(ニッポニカ)「鎮痒剤」の解説

鎮痒剤
ちんようざい

かゆみを止める。各種の皮膚感染症や炎症性皮膚疾患などに伴うかゆみを止めるのに用いられる。炎症の一つの原因としてヒスタミンおよびヒスタミン様物質が考えられている。したがって抗ヒスタミン剤の外用剤(ジフェンヒドラミン1%軟膏(なんこう)、塩酸イソチベンジル0.75%ゼリーなど)や、抗炎症作用の強い酢酸ヒドロコルチゾンやデキサメタゾンなどの副腎(ふくじん)皮質ホルモンの軟膏やクリームが、その原因である炎症を止めることからよく用いられる。しかし、副腎皮質ホルモンの外用剤は、皮膚感染症にはかえって病原菌の増殖を促進することから禁忌である。フェノール・亜鉛華・リニメントは、フェノールの消毒力と弱い局所麻酔作用により、かゆみ止めにも応用される。抗ヒスタミン作用も局所麻酔作用もなく、かゆみのみを止めるものにクロタミトン軟膏(「オイラックス」)があり、10%の濃度で使用される。

[幸保文治]

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精選版 日本国語大辞典「鎮痒剤」の解説

ちんよう‐ざい チンヤウ‥【鎮痒剤】

〙 かゆみを鎮める薬。

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デジタル大辞泉「鎮痒剤」の解説

ちんよう‐ざい〔チンヤウ‐〕【鎮×痒剤】

皮膚のかゆみを鎮める薬。

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