鏡の松(読み)カガミノマツ

デジタル大辞泉 「鏡の松」の意味・読み・例文・類語

かがみ‐の‐まつ【鏡の松】

能舞台で、鏡板かがみいたに描かれる老松の絵。奈良春日かすが神社影向ようごうの松を写すという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鏡の松」の意味・読み・例文・類語

かがみ【鏡】 の 松(まつ)

舞台鏡板に描かれた老松の絵。中世猿楽の頃の奈良春日神社影向(ようごう)の松をかたどって描かれたといわれる。江戸時代の正式な舞台では、必ず狩野派の筆によった。鏡板の松。
常磐津釣女(1883)「笑ひ興ぜし能舞台鏡の松の常磐津に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android