鏡の松(読み)カガミノマツ

デジタル大辞泉 「鏡の松」の意味・読み・例文・類語

かがみ‐の‐まつ【鏡の松】

能舞台で、鏡板かがみいたに描かれる老松の絵。奈良春日かすが神社影向ようごうの松を写すという。

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精選版 日本国語大辞典 「鏡の松」の意味・読み・例文・類語

かがみ【鏡】 の 松(まつ)

  1. 舞台鏡板に描かれた老松の絵。中世猿楽の頃の奈良春日神社影向(ようごう)の松をかたどって描かれたといわれる。江戸時代の正式な舞台では、必ず狩野派の筆によった。鏡板の松。
    1. [初出の実例]「笑ひ興ぜし能舞台鏡の松の常磐津に」(出典:常磐津・釣女(1883))

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