鏡の松(読み)カガミノマツ

精選版 日本国語大辞典 「鏡の松」の意味・読み・例文・類語

かがみ【鏡】 の 松(まつ)

  1. 舞台鏡板に描かれた老松の絵。中世猿楽の頃の奈良春日神社影向(ようごう)の松をかたどって描かれたといわれる。江戸時代の正式な舞台では、必ず狩野派の筆によった。鏡板の松。
    1. [初出の実例]「笑ひ興ぜし能舞台鏡の松の常磐津に」(出典:常磐津・釣女(1883))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む