日本歴史地名大系 「鏡山寺」の解説 鏡山寺きようざんじ 栃木県:矢板市東泉村鏡山寺[現在地名]矢板市東泉塩那(えんな)丘陵を流れる内(うち)川左岸の丘陵麓にある。心月山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦如来。慶長二年(一五九七)本寺大中(だいちゆう)寺(現下都賀郡大平町)八世の白庵宗関の開山、泉(いずみ)城主岡本讃岐守正親の建立と伝える。岡本氏は塩谷氏に従い宇都宮家に属した。天正一二年(一五八四)八月、宇都宮国綱に伴い佐野表沼尻(ぬまじり)(現下都賀郡藤岡町)で北条氏政と合戦した時、岡本正親の子三郎照富・九郎正富の兄弟はともに討死、正親は子息の菩提のために当寺を建立したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by