鐘撞き堂(読み)カネツキドウ

デジタル大辞泉 「鐘撞き堂」の意味・読み・例文・類語

かねつき‐どう〔‐ダウ〕【鐘×撞き堂】

釣鐘をつってある堂。鐘楼しょうろう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鐘撞き堂」の意味・読み・例文・類語

かねつき‐どう‥ダウ【鐘撞堂】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 釣り鐘をつって、撞(つ)けるようにしてある堂。鐘楼(しょうろう)
    1. [初出の実例]「鐘つき堂のそばの、住持の家の有りけるに」(出典:十訓抄(1252)七)
  2. [ 2 ] 江戸本所入江町(墨田区緑四丁目)の異称。近くに時鐘屋敷があり、「時の鐘」をついたところからいう。また、古くから遊所があり、本所岡場所の一つ。鐘の下。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android