鐺沸村（読み）とうふつむら

日本歴史地名大系

鐺沸村
とうふつむら

• 北海道：網走支庁
• 佐呂間町
• 鐺沸村

[現在地名]常呂（ところ）郡佐呂間町字浜佐呂間（はまさろま）・字幌岩（ほろいわ）・字東（ひがし）・字仁倉（にくら）・字浪速（なにわ）・字富武士（とつぷし）・字知来（ちらい）・字北（きた）・字幸町（さいわいちよう）・字西富（にしとみ）・字宮前町（みやまえちよう）・字永代町（えいだいちよう）・字武士（ぶし）・字朝日（あさひ）・字富丘（とみおか）・字中園（なかぞの）・字川西（かわにし）・字栃木（とちぎ）・字啓生（けいせい）・字大成（たいせい）・字共立（きようりつ）・字若佐（わかさ）・字栄（さかえ）、常呂町字栄浦（さかえうら）・字岐阜（ぎふ）

明治初年（同二年八月から同六年の間）より大正四年（一九一五）まで存続した常呂郡の村。近世には初めソウヤ場所、のちモンベツ場所のうち。明治初年トウフツ、ワッカ、トイルハ、フルエサン、ライトコロ、トイカウシ、ウイヌツなどからなったと思われる。サロマ湖の東岸・南岸・北岸から佐呂間別（さろまべつ）川流域の山間部に広がる。北はオホーツク海に面する。成立時はトウフツ村、明治八年（一八七五）からは鐺沸村と表記された（開拓使根室支庁布達全書）。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」