長光寺城跡(読み)ちようこうじじようあと

日本歴史地名大系 「長光寺城跡」の解説

長光寺城跡
ちようこうじじようあと

[現在地名]近江八幡市長光寺町・長福寺町、八日市市上平木町

湖東平野に点在する独立丘陵の一つ瓶割かめわり(二三四・五メートル)にあった山城。瓶割山城ともいう。「碧山日録」応仁二年(一四六八)四月二六日条に「東陣六角四郎之兵、以江之長光寺為城」とみえ、西軍の六角高頼の軍勢が、東軍の六角政尭の籠る城を落城させている。このとき城となったのは北麓の長光寺とされ、同寺が城塞化した城とも思われるが、山上になんらかの防御施設があったとも考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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