長周期地震動階級(読み)チョウシュウキジシンドウカイキュウ

デジタル大辞泉 「長周期地震動階級」の意味・読み・例文・類語

ちょうしゅうきじしんどう‐かいきゅう【長周期地震動階級】

長周期地震動による揺れの大きさの指標高層ビル内での人の体感行動の困難さ、室内の状況や被害程度によって4段階に区分される。
[補説]長周期地震動階級
階級人の体感・行動室内の状況備考
1室内にいたほとんどの人が揺れを感じる。驚く人もいる。ブラインドなど吊り下げものが大きく揺れる。
2室内で大きな揺れを感じ、物につかまりたいと感じる。物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。キャスター付き什器がわずかに動く。棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。
3立っていることが困難になる。キャスター付き什器が大きく動く。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。間仕切壁などにひび割れ・亀裂が入ることがある。
4立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされる。キャスター付き什器が大きく動き、転倒するものがある。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。間仕切壁などにひび割れ・亀裂が多くなる。
気象庁ホームページ「長周期地震動に関する観測情報」より

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最新 地学事典 「長周期地震動階級」の解説

ちょうしゅうきじしんどうかいきゅう
長周期地震動階級

JMA intensity scale for long-period ground motion

周期の長い揺れ(長周期地震動)の強さを表す指標で,気象庁から発表される,4つの階級に区分される。震度だけでは把握しにくい高層ビル等の揺れの大きさを表現するため,2019年に本格的な発表が始まった。地表に設置されている地震計の観測データから,絶対速度応答スペクトル(減衰定数5%)を求め,周期1.6秒から7.8秒の間における最大値から算出される。最大値が5以上15cm/s未満,15以上50cm/s未満,50以上100cm/s未満,100cm/s以上が,それぞれ階級1から4に対応する。

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参照項目:震度
参照項目:長周期地震動

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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