長堀白髪町(読み)ながほりしらがまち

日本歴史地名大系 「長堀白髪町」の解説

長堀白髪町
ながほりしらがまち

[現在地名]西区しん町二―三丁目北堀江きたほりえ二―四丁目

単に白髪町ともいう。長堀川の両岸に沿って長堀富田屋ながほりとんだや町の西に続く町。もとは白髪山両裏櫂屋しらがやまりよううらかいや町の一部であったが(初発言上候帳面写)、明暦―寛文年間(一六五五―七三)の近世大坂地図に白髪町と記される。長堀川には東から問屋といや橋・白髪橋・鰹座かつおざ橋が架かって両岸を結ぶ。町名の由来について「摂津名所図会」は古代に新羅船がこの辺りに着船したため新羅岬しらぎがみさきとよばれるようになり、それがなまって白髪町となったと記すが、土佐の白髪山から伐出した材木が当地で売られたことに由来するという説もある(西区史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android