最新 地学事典 「長尾巧」の解説
ながおたくみ
長尾巧
1891.3.9~1943.8.23 福岡県田川郡伊田町(現,田川市)に生まれ,1921年東北大学地質学古生物学教室卒業。同教室講師を経て,27~30年フランス・ドイツに留学,30年帰国,創設された北海道大学地質学鉱物学科教授に就任。33~34年樺太の第三紀層から世界最初のデスモスチルスの全骨格を発掘,復元。「九州古第三紀層の層序」の研究は九州炭田地域の層序・地史・古地理の基本的な考え方を示しており,今なお踏襲されている。また数十編に及ぶ白亜紀・新生代の大型化石の研究は,日本の古生物学の発展の基礎となっている。
執筆者:小高 民夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

