長屋・長家(読み)ながや

大辞林 第三版の解説

ながや【長屋・長家】

一棟の建物が、共同部分を除き、構造上、水平方向に連続する数個の部分に区画され、各区画がそれぞれ独立して住居に供される住宅。 → 集合住宅
近世、下級武士の住居あるいは町家の貸家とした、のような建て方の建物。
長い棟をもつ細長い建物の総称。

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精選版 日本国語大辞典の解説

なが‐や【長屋・長家】

〘名〙
① 細長い形に建てた一軒の家屋。棟(むね)を長く造った家。上代の寺院では、いくつにもしきって僧尼の坊とした。
※万葉(8C後)一六・三八二二「橘の寺の長屋(ながや)に吾が率寝(ゐね)し童女(うなゐ)放髪(はなり)は髪上げつらむか」
② 長い一棟の建物をいくつにも区切り、一区切りごとに一戸とした住宅。武家屋敷のものには下級武士や中間(ちゅうげん)などが住み、町家では多くこれを貸家とする。棟割長屋。
※長宗我部氏掟書(1596)掟「侍中家居、身上相応之家作仕、表向塀長屋見苦敷無之様に仕」
遊女屋の一種。下級の遊女の局女郎のいる切見世。長屋風になっているところからの名。
※仮名草子・都風俗鑑(1681)四「さて是をもてはやす者は、六尺、こ者など、長(ナガ)屋によび二階に申入るなり」
④ 深川仲町の子供屋(遊女屋)の総称
洒落本・仕懸文庫(1791)三「長屋(ナガヤ)一ばん、あきねへをよくしてくれた手まへだから、今まで大目に見てゐたが」

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