長屋王願経(読み)ながやおうがんきょう

改訂新版 世界大百科事典 「長屋王願経」の意味・わかりやすい解説

長屋王願経 (ながやおうがんきょう)

長屋王文武天皇(683-707)の崩御を悼んで712年(和銅5)発願書写させた大般若経と,728年(神亀5)父母冥福を祈って書写させた大般若経の2種があり,前者を〈和銅経〉,後者を〈神亀経〉とも呼ぶ。ともに界線をひかず,また神亀経は長麻紙を用いる点,写経組織(写経所)がうかがわれる点でも貴重である。和銅経は二百二十数巻(滋賀県常明寺ほか)が,神亀経は3巻(根津美術館ほか)が伝えられている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 栗原

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む