日本大百科全書(ニッポニカ) 「長崎変成岩類」の意味・わかりやすい解説 長崎変成岩類ながさきへんせいがんるい 長崎県西彼杵(にしそのぎ)半島、長崎半島、天草下島(しもじま)西岸に分布する低温高圧型の変成岩類。かつて彼杵変成岩類(そのきへんせいがんるい)とよばれたことがある。主として黒色点紋片岩よりなる。三波川(さんばがわ)変成岩類の延長と考えられたり、三郡(さんぐん)変成岩類に対比されることが多いが、そのいずれでもないとする意見もある。変成年代は6000万~9000万年前で、三波川変成岩類のものに近い。[村田明広]『橋本光男著『日本の変成岩』(1987・岩波書店)』▽『都城秋穂著『変成岩と変成帯』(1988・岩波書店)』[参照項目] | 三郡帯 | 三波川帯 | 変成岩 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例