長幕(読み)ながはぐ

日本歴史地名大系 「長幕」の解説

長幕
ながはぐ

[現在地名]北大東村港など

北大東島の北西から南部に帯状に分布する屏風状の地形。幕は八丈島の言葉で歯茎を意味する。北大東島は隣接する南大東島と同様に隆起サンゴ礁の島で、かつての環礁部分が現在の幕地形になっている。長幕は長さが約一・五キロあり、内陸側が屏風状に絶壁をなし、その基部には崖錐が発達している。一方、幕の海側は凸形斜面をなして海に至る。幕の標高は四〇―五〇メートルで、最高標高は北西部の五〇メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android