北大東村(読み)きただいとうそん

日本歴史地名大系 「北大東村」の解説

北大東村
きただいとうそん

面積:一三・一〇平方キロ

沖縄島の東方海上約三六〇キロの太平洋上に位置する北大東島とその南約一六〇キロの沖大東おきだいとう(ラサ島)の二つの島からなる。沖大東島は現在は無人島尻郡に所属。南西約八キロに南大東島がある。最高標高七四メートルの隆起環礁の島で、海岸線は険しく、中央部は盆地状の地形をみせる。琉球エアーコミュータ(RAC)が一日二便、フェリーが那覇のとまり港との間を月五便ほど就航している。玉置半右衛門による大東諸島開拓が始まるまでは無人島で、北ボロジノ島と称され、沖大東島はラサ島とよばれた。玉置商会の開拓が南大東島に集中したため、当島の開拓は明治四〇年代から本格化した。燐鉱業と糖業の二事業を推進したのが開拓の特徴。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北大東村」の意味・わかりやすい解説

北大東〔村〕
きただいとう

沖縄県東部,那覇市東方約 360km,太平洋上の北大東島およびその南方約 150kmの沖大東島から成る村。 1946年村制。村名は主島名に由来。北大東島には港,中野,南の3つの地区があり,サトウキビ栽培が行われる。沖大東島は無人島。面積 13.07km2人口 590(2020)。

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