日本歴史地名大系 「長楽寺薬師堂」の解説 長楽寺薬師堂ちようらくじやくしどう 高知県:香美郡夜須町手結村長楽寺薬師堂[現在地名]夜須町手結手結(てい)港西南の港畔、内港の港口を見下ろす地に建つ真行(しんぎよう)寺の右手高所にある。長楽寺本堂は現在の真行寺の位置にあったが、明治四年(一八七一)廃寺となって薬師堂のみが残った。長楽寺の縁起は不明であるが、阿弥陀如来が本尊で、天正一六年(一五八八)の夜須庄地検帳に二反七代三歩の寺地がみえ、背後の山を支配していたが、江戸時代にも寺領一〇石を認められた(元禄地払帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by