長江気団(読み)チョウコウキダン

デジタル大辞泉 「長江気団」の意味・読み・例文・類語

ちょうこう‐きだん〔チヤウカウ‐〕【長江気団】

揚子江気団

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「長江気団」の意味・わかりやすい解説

長江気団
ちょうこうきだん

春や秋に中国大陸やチベット高原などの亜熱帯乾燥地帯に発生する熱帯大陸性気団(→大陸性気団)。温暖で乾燥しており晴天をもたらすが,夜間放射冷却が顕著で,気温日変化振幅が大きい。日本へは移動性高気圧となって移動してくるが,春に晩霜被害などを発生させることもある。以前は,揚子江気団と呼ばれていたが,2007年に気象庁予報用語が改正され長江気団に名称変更された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android