揚子江気団(読み)ヨウスコウキダン

関連語 斎藤 名詞

精選版 日本国語大辞典 「揚子江気団」の意味・読み・例文・類語

ようすこう‐きだんヤウスカウ‥【揚子江気団】

  1. 〘 名詞 〙 春または秋頃中国の揚子江付近に発生する高温で乾燥した大陸性熱帯気団。移動性高気圧に伴って日本に来ると好天となる。〔天気予報論(1946)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「揚子江気団」の意味・わかりやすい解説

揚子江気団
ようすこうきだん

春や秋に中国の揚子江流域で発現する気団。移動性高気圧となって日本付近に達し、温暖で乾いた天気をもたらし、春など遅霜(おそじも)をおこすことがある。揚子江気団は大陸性熱帯気団とされているが、その多くはモンゴル方面から南下した大陸性寒帯気団がここで変質したものである。

饒村 曜]


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改訂新版 世界大百科事典 「揚子江気団」の意味・わかりやすい解説

揚子江気団 (ようすこうきだん)

春と秋に大陸からの移動性高気圧の通過に際して日本に訪れる気団を揚子江気団と呼んでいる。この気団の形成地は華中以南やチベット高原などの亜熱帯の乾燥域といわれていて,大陸性熱帯気団に属する。
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百科事典マイペディア 「揚子江気団」の意味・わかりやすい解説

揚子江気団【ようすこうきだん】

揚子江流域以南で形成され,暖かく乾燥している大陸性熱帯気団。春秋に多く現れ,移動性高気圧に伴い大陸方面から日本にくる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「揚子江気団」の意味・わかりやすい解説

揚子江気団
ようすこうきだん

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