長池宿(読み)ながいけじゆく

日本歴史地名大系 「長池宿」の解説

長池宿
ながいけじゆく

[現在地名]城陽市字長池

富野との村の東北部に位置する大和街道の宿駅で、富野村の枝郷とされ、長池町の名でよばれた。

地名は、もとこの地にあった長池にちなむが、宿駅としての繁栄は、近世に入り奈良と京都を結ぶ大和街道の要地とされたことによる。享保一四年(一七二九)の山城国高八郡村名帳では高付されていないが、それ以前の元禄郷帳では長池村二二・九九五石、天保郷帳でも四二石余を記す。長池宿は人足二〇人、馬三頭が規定の宿役とされ、本郷の富野村は長池の定助郷村であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android