日本歴史地名大系 「長清水」の解説 長清水ちようしみず 宮城県:加美郡小野田町長清水[現在地名]小野田町 長清水・雷(いかずち)小野田本郷のうちで、南は原町(はらまち)、東は小泉(こいずみ)村(現宮崎町)、北と西は原(はら)に接する。万治元年(一六五八)竿入(検地)の新田で、一面の野原を開発したところ、村域内に清水があったので村名としたという(安永風土記)。「ちょうしず」とも発音する。「安永風土記」によれば、田三九貫九〇一文・畑二貫九九〇文で、蔵入は三一貫九一文、給所は一一貫八〇〇文、人頭四八人(うち寺一・沽却禿七)、家数四六(うち水呑一・借屋四)、男一一五・女一一四、馬四五で、村鎮守は雷神社、用水は八ヵ村入会の小瀬(こぜ)堰(当村分溜高三九貫九〇一文)があり、屋敷名は長清水屋敷三二軒と雷屋敷一五軒のみで、現在の字雷も当地に含まれたことがわかる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by