長田新田
ながたしんでん
[現在地名]石橋町下長田
上台村の北、姿川右岸に立地し、対岸は下古山村。北方に安塚村(現壬生町)がある。永仁三年(一二九五)五月五日の覚誉寄進状(輪王寺文書)にみえる「犬飼郡上長田郷」は安塚村の長田(現上長田)に比定されることから、下長田郷の存在も推定しうる。慶安郷帳には記載されない。承応三年(一六五四)宇都宮藩による検地が行われたという(地誌取調)。元禄郷帳に村名がみえ、高一六〇石余で宇都宮藩領。享保一九年(一七三四)より壬生藩領となり(「鳥居家知行覚」常楽寺文書)、幕末に至る。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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