長町遭(読み)ながまちどおり

日本歴史地名大系 「長町遭」の解説

長町遭
ながまちどおり

[現在地名]金沢市長町一丁目・同三丁目・高岡町たかおかまち玉川町たまがわちよう片町かたまち二丁目・香林坊こうりんぼう二丁目

北陸街道の西側にあって、西外総構堀(総川とも)沿いにほぼ南北へ延びる通りの片側町。香林坊の西、木倉きぐら町の北端より続き、宗半そうはん東端に至る。途中南から長町・宗叔そうちく町の東端と交わる。武家地で安政三年(一八五六)の侍帳に町名がみえる。一一町五七間余の通りの長さから町名が付けられたといわれる。通りの北方八家の一つ村井氏(村井又兵衛、一万六千五六〇石のうち一千石与力知)、および長氏(長大隅守、三万三千石)の上屋敷が並んでいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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