長笹村(読み)ながささむら

日本歴史地名大系 「長笹村」の解説

長笹村
ながささむら

[現在地名]豊平町長笹

大丸おおまる峰の北東に位置し、南流する西宗にしむね川およびその支流沿いの標高三三〇―四〇〇メートルの地に集落が広がる。東は吉木よしき村、西は加計かけ(現加計町)、南はあな(同)、北は戸谷とだに村に接する。古くは戸谷村のうちに含まれ、「西谷」とよばれていたが、検地の際「打出しに相成候故長竿村と別に村名相立」といい、また「長き笹有ニ付竿といふ字を笹に転じ」たと伝える(国郡志下調書出帳)。元和五年(一六一九)の安芸国知行帳に「長左佐村」とみえ、正徳二年(一七一二)の「所務役人頭庄屋郡邑受方記」は「長笹村」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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