長等の山風(読み)ながらのやまかぜ

改訂新版 世界大百科事典 「長等の山風」の意味・わかりやすい解説

長等の山風 (ながらのやまかぜ)

史論伴信友著。2巻,付録4巻。江戸後期成立。上巻天智天皇の第1皇子大友皇子弘文天皇)の事跡と壬申の乱を考察し,下巻は大友皇子が自殺した地を滋賀郡長等山の山前として,その地にある園城寺(三井寺)は大友皇子がその子与多王に与えた遺詔をもとに創建されたものと考証する。付録は〈壬申紀証註〉〈年号の論〉〈持統天皇草壁皇子尊珂瑠皇子尊の御うへの事〉〈天智天皇立太子及大兄名称考〉など。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 平野

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む