長良型軽巡洋艦(読み)ながらがたけいじゅんようかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「長良型軽巡洋艦」の意味・わかりやすい解説

長良型軽巡洋艦
ながらがたけいじゅんようかん

旧日本海軍の軽巡洋艦。「5500t」型と呼ばれる軽巡洋艦中期の6隻をいう。基準排水量 5170t,速力 36kn,主砲 14cm砲7,61cm魚雷発射管 (九三式魚雷用) 8。改装後,排水量約 7000t,カタパルト1,水偵1機搭載。『長良』は,1922年4月佐世保工廠で竣工,44年8月7日,天草島付近で沈没。『名取』は,22年9月長崎三菱造船所で竣工,44年8月 19日,タバオ北東の海上で沈没。『鬼怒』は,22年 11月神戸川崎造船所で竣工,44年 10月 26日,バネイ島北西の海上で沈没。『由良』は,23年3月佐世保工廠で竣工,42年 10月 25日,ソロモン沖で沈没。『五十鈴』は,23年8月浦賀船渠で竣工,45年4月7日,スンバワ島沖で沈没。『阿武隈』は,25年5月浦賀船渠で竣工,44年 10月 26日,レイテ沖で沈没。

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