長覆輪(読み)ナガフクリン

デジタル大辞泉 「長覆輪」の意味・読み・例文・類語

なが‐ふくりん【長覆輪】

《「ながぶくりん」とも》柄頭つかがしらから石突いしづまで、覆輪をかけ通した太刀たち

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精選版 日本国語大辞典 「長覆輪」の意味・読み・例文・類語

なが‐ふくりん【長覆輪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ながぶくりん」とも ) 太刀の隅から隅まで覆輪をかけ通すこと。また、そのもの。中世武士好みに応じて案出された、堅牢さを兼ねた装飾のもの。覆輪には多くの場合彫りなどが施される。
    1. [初出の実例]「香河小五郎 二人太刀長輻輪」(出典:吾妻鏡‐承久三年(1221)六月一八日)

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