長谷山古墳群(読み)はせやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「長谷山古墳群」の解説

長谷山古墳群
はせやまこふんぐん

[現在地名]津市分部・産品など、安芸郡安濃町 光明寺・妙法寺

津市と安芸あげ安濃あのう町・美里みさと村の境界にまたがる長谷山(三二〇・六メートル)北東から南東側の標高約一五〇メートル未満の山腹山麓支脈にある約四〇〇基の古墳の総称。おもに横穴式石室をもつ六―七世紀の群集墳で、幾つかの支群に分れている。とくに数の多い支群には、安濃町光明寺こうみようじ地内の光明寺古墳群、妙法寺みようほうじ地内の平田ひらた古墳群・坂本さかもと古墳群・細山田ほそやまだ古墳群・丸岡まるおか古墳群、津市分部わけべ地内の大山田おおやまだ古墳群・メクサ古墳群、産品うぶしな地内のなかたに古墳群などがあり、長谷山の山腹にある坂本古墳群・丸岡古墳群大山田古墳群では五〇基を超える古墳が確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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