長門島松原
ながとしままつばら
倉橋島の南、火山(四〇八メートル)南麓の入江に面して続く桂ヶ浜にある松原で、万葉遺跡として県史跡の指定を受け、瀬戸内海国立公園指定区域でもある。
長門島は倉橋島の古名といわれ、「万葉集」巻一五には、天平八年(七三六)遣新羅使一行がその途次に詠んだ歌が載るが、そのなかに長井浦(現三原市)・風速浦(現豊田郡安芸津町)での歌の次に「安芸国の長門の島にして船を磯辺に泊てて作る歌五首」として
<資料は省略されています>
などの歌がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 