門入(読み)もんにゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「門入」の解説

門入 もんにゅう

?-? 室町時代漆工
京都の人。文明(1469-87)のころ,中国製品を模してわが国初の堆朱(ついしゅ)器をつくったという。別説では堆朱楊成(ようぜい)を始祖とする。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の門入の言及

【堆朱楊成】より

…楊成とは中国元代の名工張成と楊茂の1字をとって名づけたもので,以後代々,堆朱楊成を襲名した。しかし日本における堆朱製作の始祖は,一方で文明年間(1469‐87)に活躍した京都住人の門入(もんにゆう)ともいわれ,明らかではない。《蒔絵師伝》によれば,門入の業を継いだ堆朱平十郎が慶長年間(1596‐1615)徳川家に仕え,江戸神田小柳町に住むとあり,一説では平十郎を8代堆朱楊成長宗にあてる。…

※「門入」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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