興正寺(読み)コウショウジ

百科事典マイペディアの解説

興正寺【こうしょうじ】

京都市下京区にある真宗興正寺派の本山。親鸞(しんらん)の門弟真仏(しんぶつ)の一派で,一時期仏光(ぶっこう)寺と改称していたが,1481年14世経豪(蓮教)が本願寺蓮如(れんにょ)傘下に入り旧号に復帰。1532年法華宗徒に焼かれて山科から大坂石山に移り,1591年本願寺南隣の現在地に移った。1569年脇門跡となって本願寺に継ぐ地位を占めたが,江戸期以来本願寺からの独立を計り1876年独立。
→関連項目仏光寺

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世界大百科事典 第2版の解説

こうしょうじ【興正寺】

京都市下京区にある真宗興正派の本山。親鸞の門弟真仏の一派。山号は円頓山。7世了源のとき興正寺と称し,のち仏光寺と改称。14世経豪は1481年(文明13)門徒の大部分をつれて本願寺蓮如の傘下に入り,旧号の興正寺を称し,名を蓮教と改めた。寺は本願寺とともに山科にあったが,1532年(天文1)法華衆徒らのため焼かれ,大坂天満に移った。91年(天正19)本願寺の京都移転にともない,その南隣の現在地に移った。

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大辞林 第三版の解説

こうしょうじ【興正寺】

京都市下京区にある寺。山号、円頓山。1482年仏光寺派一四世の経豪きようごうが蓮如に帰依して創建。西本願寺の脇門跡であったが、1876年(明治9)独立して浄土真宗興正派の本山となる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

こうしょう‐じ コウシャウ‥【興正寺】

京都市下京区花園町にある真宗興正派の本山。山号は円頓山。文明一三年(一四八一)仏光寺の経豪(蓮教)が創建。永祿一二年(一五六九)正親町(おおぎまち)天皇から門跡を賜わって本願寺の脇門跡となったが、明治九年(一八七六)独立。花園院。→興正派

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世界大百科事典内の興正寺の言及

【仏光寺】より

…渋谷山と号する。寺伝によれば,1212年(建暦2)流罪を許された親鸞が越後から上京,山科に一宇を建て興隆正法寺の号を賜り,略して興正寺と称したという。しかし《存覚一期記》には,1324年(正中1)7世了源が山科に一宇を建て覚如が興正寺と命名,のち了源は寺を洛東渋谷(しぶたに)に移して仏光寺と改めたという。…

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