門楣(読み)もんび

精選版 日本国語大辞典 「門楣」の意味・読み・例文・類語

もん‐び【門楣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 門の上にわたされている梁(はり)。〔塵芥(1510‐50頃)〕
    1. [初出の実例]「日本の仏寺には、〈略〉門楣に雕刻し」(出典:日本風俗備考(1833)一二)
  3. 一家一門の光栄となること。
    1. [初出の実例]「門楣皆栄、子孫有慶。為国之楨榦、作朝之揩摸」(出典江都督納言願文集(平安後)三・内府金峯山詣)
    2. [その他の文献]〔陳鴻‐長恨歌伝〕
  4. 棟梁首領
    1. [初出の実例]「義貞不肖也と云へ共、当家の門楣(モンビ)として、譜代弓箭の名を汚せり」(出典:太平記(14C後)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android