開底船(読み)かいていせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「開底船」の意味・わかりやすい解説

開底船
かいていせん

浚渫(しゅんせつ)船が採取した泥、土、砂利を運搬し、捨てるための船。ホッパーバージhopper bargeともいう。船倉は横方向に隔壁(仕切りの壁)でいくつかの区画に仕切られ、各区画の底部に2枚ずつの扉がある。この船底扉は下方水中へ開くようになっており、投棄場所でこれを開いて土砂を捨てる。扉を開いても十分な浮力をもつよう、船倉の両舷側(げんそく)の部分は浮力用の大きいタンクになっている。

[森田知治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む