開底船
かいていせん
浚渫(しゅんせつ)船が採取した泥、土、砂利を運搬し、捨てるための船。ホッパーバージhopper bargeともいう。船倉は横方向に隔壁(仕切りの壁)でいくつかの区画に仕切られ、各区画の底部に2枚ずつの扉がある。この船底扉は下方の水中へ開くようになっており、投棄場所でこれを開いて土砂を捨てる。扉を開いても十分な浮力をもつよう、船倉の両舷側(げんそく)の部分は浮力用の大きいタンクになっている。
[森田知治]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 