船倉(読み)センソウ

デジタル大辞泉 「船倉」の意味・読み・例文・類語

せん‐そう〔‐サウ〕【船倉/船×艙】

船舶で、貨物を積んでおく所。上甲板下方にあり、隔壁で囲まれる。ふなぐら。

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精選版 日本国語大辞典 「船倉」の意味・読み・例文・類語

せん‐そう‥サウ【船倉・船艙】

  1. 〘 名詞 〙 艦船の上甲板の下の貨物を積み入れておく所。ふなぐら。
    1. [初出の実例]「仏狼機〈略〉海船舷下毎辺置四五箇船艙内」(出典:和漢三才図会(1712)二一)
    2. 「杉野兵曹長は爆発薬を点火する為め船艙(センサウ)に下りし時」(出典:号外(1906)〈国木田独歩〉)

船倉の補助注記

「船倉」は「船艙」の書き換え。

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日本歴史地名大系 「船倉」の解説

船倉
ふなぐら

[現在地名]延岡市船倉町・新町しんまち須崎町すさきまち

五ヶ瀬川と大瀬おおせ川に挟まれた中洲の東端城下の東方に位置する。舟蔵とも記す。有馬家中延岡城下屋敷付絵図(明治大学刑事博物館蔵)にはみなみ光勝こうしよう寺付近に入江がみえ、水夫屋敷や藩の船蔵が記されている。すでに慶長年間(一五九六―一六一五)には船倉と称していたとも伝える。元来岡富おかとみ村のうちで、延岡藩主の御用船を囲む所が設けられて、用船の船頭・水夫が居住し、船頭せんどう町とも称された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「船倉」の意味・わかりやすい解説

船倉
せんそう

船の貨物その他を積載する区画船体は水密横隔壁でいくつかの区画に仕切られている。船首船尾両端を船首倉、船尾倉といい、海水または清水タンクとして使われる。貨物船では、これらと機関室との間の各区画が貨物倉となる。船首のほうから番号をつけて一番貨物倉、二番貨物倉のようによぶ。

[森田知治]

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百科事典マイペディア 「船倉」の意味・わかりやすい解説

船倉【せんそう】

船に貨物を積載する区画で,一般に船の中央部機関室を除き前後に設ける。ハッチ(貨物または人の出入のため設けた甲板の開口部総称)から貨物を出し入れする。油,鉱石などを水密区画に積む場合はタンクと呼ぶ。

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普及版 字通 「船倉」の読み・字形・画数・意味

【船倉】せんそう

船ぐら。

字通「船」の項目を見る

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