開析扇状地(読み)かいせきせんじょうち

最新 地学事典 「開析扇状地」の解説

かいせきせんじょうち
開析扇状地

dissected fan

扇状地形成域の隆起河川の運搬土砂量の減少,流量の増加などにより,開析を受けた扇状地。隆起や気候変化がなくても,扇頂部のみが開析されて扇端部に二次堆積することもある。侵食域堆積域の境を平衡点,扇頂部の開析谷を扇頂溝という。扇状地形成途中で一時的にこの現象が現れる場合は開析扇状地とはみなさないが,扇頂溝をもつ扇状地と,扇頂部のみ開析を受けた開析扇状地の区別は困難。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の開析扇状地の言及

【扇状地】より

…また,乾燥地域や半乾燥地域でも岩屑の生産が活発であり,降雨は豪雨の型をとることが多いため扇状地の発達が良好である。 地殻変動や気候変化,さらには河川の浸食基準面となる海面の変動などによって,扇状地の形成条件が変化した場合には,谷によって刻まれた開析扇状地や扇状地の前面に新たな扇状地が形成された合成扇状地などがつくられる。また,山地から多数の河川が出てくるときには,隣り合う扇状地が相接して連なり,合流扇状地とよばれる一連の扇状地群をつくる。…

※「開析扇状地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

冬に 4日間暖かい日が続くと 3日間寒い日が続き,また暖かい日が訪れるというように,7日の周期で寒暖が繰り返されることをいう。朝鮮半島や中国北東部の冬に典型的な気象現象で,日本でもみられる。冬のシベリ...

三寒四温の用語解説を読む