開発者負担(読み)かいはつしゃふたん(その他表記)levies on developer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「開発者負担」の意味・わかりやすい解説

開発者負担
かいはつしゃふたん
levies on developer

宅地開発に伴って必要となる新規の公共事業費をまかなうため,市町村が開発者に醵出させる税法外の課徴金。「宅地開発指導要綱」と呼ばれる市町村の行政指導原則に基づいて定められるが,課徴対象や負担基準はまちまちである。昭和 40年代を通じて人口が急増した市町村の間に,財政難に対する緊急避難または予防措置の目的から急速に広まった。強制力をそなえた公的負担としてはなんの法的根拠ももたないが,求めに応じない開発者は行政上不利に扱われるため事実上の拘束力をもっている。宅地価格上昇を通じて宅地取得者に転嫁していると同時に,宅地供給の障害ともなっており,国の財政措置と法的整備両面から打開策を講じることが望まれる。

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