開陽台(読み)かいようだい

日本歴史地名大系 「開陽台」の解説

開陽台
かいようだい

武佐むさ岳南西の山裾にある高台。昭和三七年(一九六二)から観光開発された。展望台(標高二七一メートル地点)、駐車場、キャンプ場、テレビ塔、町営乳牛育成牧場がある。「地球が丸く見えます」がキャッチフレーズの展望台からは、晴天には野付のつけ半島、根室市の納沙布のさつぷ岬、国後くなしり島、根釧こんせん台地碁盤の目のように広がる防風林知床しれとこ山系川上かわかみ弟子屈てしかが町の摩周ましゆう岳に至る雄大な景色が三六〇度眺められ、地平線から地球の丸さを感じとれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の開陽台の言及

【中標津[町]】より

…商業も発展し,人口も増加している。市街北西方の開陽台はカムイヌプリ(摩周岳),知床半島,さらに国後(くなしり)島の好展望地である。標津川上流の渓谷沿いに養老牛温泉(食塩泉,86℃)がある。…

※「開陽台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」