デジタル大辞泉 「関の弥太ッペ」の意味・読み・例文・類語 せきのやたっぺ【関の弥太ッペ】 長谷川伸の戯曲。股旅の人情話。昭和38年(1963)、山下耕作監督により映画化。出演、万屋錦之介、十朱幸代ほか。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「関の弥太ッペ」の意味・わかりやすい解説 関の弥太っぺ (せきのやたっぺ) 1929年(昭和4),総帥の沢田正二郎が急死して危機にあった新国劇のために長谷川伸が書き下ろした戯曲で,8月,帝国劇場で初演され好評を博した。主人公の関の弥太郎は,のちに島田正吾の当り役になった。長谷川伸に心酔していた講釈師服部伸(1880-1974。この名も長谷川から1字もらったもの)がゆずりうけて講談化し,十八番としたほか,浪曲化もされて天才少女浪曲家といわれた春日井おかめ(1957引退)が演じたりしたのも,股旅ものの典型である題材が,これらの芸にふさわしかったからである。執筆者:矢野 誠一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by