関之(読み)セキ イタル

20世紀日本人名事典 「関之」の解説

関 之
セキ イタル

昭和期の弁護士 中央学院大学名誉教授;元・最高検総務部長;元・公安調査庁次長。



生年
明治36(1903)年3月19日

没年
平成13(2001)年4月25日

出生地
長野県諏訪市

別名
雅号=黎水

学歴〔年〕
東京帝大法律学科〔昭和7年〕卒

学位〔年〕
法学博士〔昭和39年〕

主な受賞名〔年〕
勲二等瑞宝章〔昭和48年〕

経歴
昭和9年検事に任官。名古屋、東京刑事各地検検事、東京控訴院検事を経て、27年公安調査庁総務部長、32年同庁次長、38年最高検検事、41年同総務部長を歴任。この間、法務府(現・法務省)の特別審査局次長として27年に施行された破防法の立案作業に携わった。のち弁護士を開業。中央学院大学教授も務めた。著書に「労働刑法概論」「徳川・明治・大正・昭和著名裁判録」「思想言論の自由とその限界」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関之」の解説

関之 せき-いたる

1903-2001 昭和-平成時代の検察官,弁護士。
明治36年3月19日生まれ。昭和9年検事となり,東京控訴院検事などをへて,23年発足した人権擁護局の第一課長。27年公安調査庁総務部長となり,破壊活動防止法草案を作成する。38年最高検の検事,41年総務部長。同年弁護士に転じ,中央学院大教授となった。平成13年4月25日死去。98歳。長野県出身。東京帝大卒。著作に「近代人権宣言論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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