関係閣僚会議(読み)カンケイカクリョウカイギ

デジタル大辞泉 「関係閣僚会議」の意味・読み・例文・類語

かんけい‐かくりょうかいぎ〔クワンケイカクレウクワイギ〕【関係閣僚会議】

内閣で、重要な案件検討のために随時設置される協議機関。その問題関係の深い省庁の大臣によって構成される。「経済対策関係閣僚会議」→インナーキャビネット

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関係閣僚会議」の意味・わかりやすい解説

関係閣僚会議
かんけいかくりょうかいぎ

内閣が処理する案件のうち重要な問題の検討や調整を行なうために,関係省庁の大臣を構成員として設置される協議機関。関係閣僚会議は,複数省庁にかかわる問題に対応するため閣議により随時設置され,不用になれば整理されてきた。特に重要な問題については,与党の三役らも参加する関係閣僚会議も設けられ,政府と与党の連絡の強化が図られてきた。最近の連立内閣でも重大な政策課題に対しては各種の推進本部や連絡会議が,内閣と与党をまたがる形で設置されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

知恵蔵 「関係閣僚会議」の解説

関係閣僚会議

内閣の中に、その時々の重要政治・行政課題に応じて、職務権限上、密接な関係を持つ大臣から構成された協議体。これは総合調整のための工夫であり、英国ではインナーキャビネット(inner cabinet)と呼ばれる。経済対策閣僚会議などがある。

(新藤宗幸 千葉大学法経学部教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android