精選版 日本国語大辞典 「関防の印」の意味・読み・例文・類語 かんぼう【関防】 の 印(いん) ① 中国で、明のころ、公文書に用いられた割り印。長方形で文書の贋造(がんぞう)を防いだ。関防。② 書画などの右肩に押す印。その位置が初めであることを示し、また表装の際にそれより左へ切り込むのを防いだ。引首印(いんしゅいん)。款防印。関防。[初出の実例]「大なる幟(のぼり)あり、〈略〉右の上に関防印(クハンボウのいん)、左の下に白文朱文の二印を押せり」(出典:随筆・孔雀楼筆記(1768)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例