関防(読み)カンボウ

デジタル大辞泉 「関防」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぼう〔クワンバウ〕【関防】

書画右肩に押して書き始めの印とした、長方形印章中国で明代、公文書に押した割り印起源引首印
中国で、関所

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精選版 日本国語大辞典 「関防」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぼうクヮンバウ【関防】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国で、国境要所に関所を設けて敵を防ぐこと。また、その関所。国境の守備。〔和訓栞(1777‐1862)〕〔韓愈‐征蜀聯句〕
  3. かんぼう(関防)の印」の略。
    1. [初出の実例]「馬琴が家蔵に、八郎明神の神影一幅あり〈略〉と記して、関防(クヮンボウ)に、無上霊宝神道加持の印あり」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)

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普及版 字通 「関防」の読み・字形・画数・意味

【関防】かんぼう(くわんばう)

関を設け、防備する。唐・杜甫〔塞子〕詩 州は秦の北なり 關防ほ倚るべし

字通「関」の項目を見る

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