閣老(読み)カクロウ

デジタル大辞泉 「閣老」の意味・読み・例文・類語

かく‐ろう〔‐ラウ〕【閣老】

江戸幕府役職老中異称

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精選版 日本国語大辞典 「閣老」の意味・読み・例文・類語

かく‐ろう‥ラウ【閣老】

  1. 〘 名詞 〙 宮廷高官。また、江戸幕府の老中の異称。
    1. [初出の実例]「明の時には天下の宰相を閣老と云」(出典:随筆・秉燭譚(1729)五)

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普及版 字通 「閣老」の読み・字形・画数・意味

【閣老】かくろう(らう)

宰相などの異称。〔容斎四筆、官称別名〕人好んで它名を以て官を標榜す。~宰相を呼んで堂老と爲し、兩省の相、相ひ呼んで閣老と爲す。

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世界大百科事典(旧版)内の閣老の言及

【老中】より

…江戸幕府の職制。年寄,宿老,閣老,執政とも呼ばれ,全国を統治する徳川氏将軍家の〈老〉(としより,おとな)として,将軍に直属してその信任のもとに,所司代,三奉行,遠国奉行,大目付などを指揮して国政を統轄した(老中の〈中〉は〈連中〉〈若者中〉などというように集合を表し,また〈――衆〉のように敬意を表す機能をもつ)。また加判の列とも呼ばれたが,これは老中連署奉書(老中奉書)に署名し,判(花押)を加える者という意味である。…

※「閣老」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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