閭閻(読み)りょえん

精選版 日本国語大辞典 「閭閻」の意味・読み・例文・類語

りょ‐えん【閭閻】

  1. 〘 名詞 〙 むらざと。邑里閭巷
    1. [初出の実例]「赦小過而演化、行寛政而容衆、入于閭閻、敬訪父老、蠲百姓之所一レ苦」(出典家伝(760頃)下)
    2. 「街巷閭閻の間に覧観せる所は、固り日日の条記すべき所にあらず」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉例言)
    3. [その他の文献]〔史記‐蘇秦伝賛〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「閭閻」の読み・字形・画数・意味

【閭閻】りよえん

村里の門。いなか。民間。〔史記秦伝論賛〕夫(そ)れ秦は、閭閻よりり、六國をねて從親せしむ。此れ其の智、人にぐるり。

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